なまけものメガネの活動記録

暑さ寒さ早起きが嫌いな独身男の散歩と読書と思いつき記録

23区を制覇する(実行編その3)

朝、7時過ぎに目が覚める。若干脚に筋肉痛を感じるが、行動に支障が出るほどではない。続きを行うことを決定。

昼過ぎの出発なので、時間が来るまで別のことをして過ごそうと思うものの、なんとなくそわそわして落ち着かない。

<乗り継ぎ図 再掲*1

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新板橋~目黒(12:22-12:57)三田線
自宅から前日の最終地点へ向かう。落ち着きを取り戻す為に意識してゆっくりしていたら、結構ギリギリになってしまい、あと一つ遅かったら目的の電車に乗り遅れるところだった。

16.目黒~三田(13:01-13:08)三田線
前日は帰宅の為に乗った時刻の電車で再出発。靴紐を締め直し、気合を入れる。

17.三田~大門(13:12-13:14)浅草線
細かい乗り換えのため座らずに移動。

18.大門~代々木(13:19-13:34)大江戸線
19.代々木~新宿(13:34-14:05)徒歩

メインストリートとなる大通りは、国道や都道であることが多く、そんな場合は国交省や東京都のプレートが設置されている。

だから、区名のプレートを見つけるには、大通りから一つ入った道を主な探索範囲とするのがコツなのだが、なかなか発見できないこともあり、それ以上のコツを発見できずにいる。

それで、探すのに時間がかかってしまうと、次の乗換えのこともあり余計に焦ってきてしまい、絶望的な気分になることもしばしば。

また、最初の一つがあっさり見つかった場合など、他にもあるだろうと思って写真を撮らずに通り過ぎると、結局そのひとつしか見つからなかったとか、別のパターンのものしか見つからず後悔することが多々あるので、基本的には一期一会の精神で、最初に見つけたものは、人通りが多くて恥ずかしくても、しゃがみこんで写真を撮ることにしている。

そんな訳で、最初に見つけた「渋谷区」を撮る。

新宿は大都市なので、きちんと区画を確定させる為、あちらこちらに境界標があると思っていたが、見過ごしているのか、見る場所がずれているのか、「新宿区」の道界をワンペア見つけただけ。

探し求めている時間もないのでサッと切り上げて次へ。

20.新宿~新江古田(14:05-14:20)大江戸線
無知をさらすようだが、車内アナウンスのおかげで「しんえこだ」だと思っていた駅名が「しんえごた」であることを知る。世の中にはまだ知らないことばかりだ。

<しんえごた>

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「練馬区」でも新宿同様に道界しか見つからず。
プレートはたくさんあるのだが、どれも同じ種類。

不思議なのだが、通りを越えるとプレートに記載されている種類が変わったり、同じ通りでも色々な種類の境界標が設置されていたり、役所か委託された会社の趣味なのだろうか?

疑問に思いながら通りを一つ超えると、途端に区章つきのプレートに変わって、やったと思って夢中で写真を撮ったが、良く見たら、「中野区」の区章で、区の境となっている道路を越えていたことに気付く。

区章についてもデザインに色々特色があって面白い。
単純なものから複雑なものまで、作った人の趣味志向が見えてくるようで、区章ひとつからでも様々な妄想を楽しめる。

<ここまでの成果>

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21.新江古田~中野坂上(14:45-14:53)大江戸線
練馬の他のパターン探しを粘るが、結局見つからず。
中野坂上からのバスが、14時55分に出ることが分かっていたので粘ったことを後悔しつつ電車に乗り込む。

その次のバスは15時15分なので、少し時間がもったいないなと思い、ギリギリで乗り込むことが出来ないか、改札を出て早足で移動する。

ここで走ると、今の自分の体力では、バテてしまって逆に遅くなる可能性があるので、事前に調べた中野坂上駅出口までの構造と道順を思い出しながら、歩みを進める。

早足ですら少し心臓の鼓動が高まるのを感じながら、バス停が見える位置まで一直線に向かう。地下から地上に顔を出し、サッと左を向いてバス乗り場を確認すると、まだ人が待っている。事前に調べて頭に入れておいてよかったと思いながら、小走りでバス停へ向かう。

バス停で息を整えていると、目的のバスの少し前に王子まで向かうバスが現れて、こんな所から王子まで行くのか、と驚く。同時に、コレに間違って乗ったら最悪だな、と思って微笑する。

22.中野坂上~代田橋(14:55-15:20)宿91
予定していたひとつ前のバスに乗れ、20分ほど時間に余裕を持たせることができた。少し移動に時間がかかるので、ようやく気分が落ち着いて窓から周囲の様子を眺める余裕が出てきた。

今日の最難関区間をクリアしつつあることに少し安堵を覚え、今まで、世田谷区と杉並区はほとんど縁がなく過ごしてきたので、この路線の景色は初めてであることを思う。今まで、移動中は地下鉄だったり、地図を確認していたり、目的地でも路面ばかり見ていたので景色を楽しむ状況になかった。

15:03頃、バス内無線に、東京マラソンの特別体制が終わったというような内容が流れる。そういえば今日だったなと今更思い出し、特に事件等起らなかった様で良かったと思う。新宿周辺は午前のスタート時間帯に交通規制等あったようだ。

代田橋でバスから降りると空気が冷たくなり始めている。代々木から新宿まで歩いているときは暑いくらいだったのにと思いながら、早く撮って早く帰ろうとやや焦りながら路面を探索する。

探索を始めて数分、見たことがある境界標を発見。先ほど撮った渋谷区である。慌てて電柱の住所表示を見るとやはり渋谷区。どうやらこの辺も三区が入り組んでいるらしい。電柱の表示に感謝して世田谷区へ移動。

「世田谷区」を撮り終えたあと、歩いて杉並へ行き、15時56分のバスに遅れないように出来るだけ多くの種類のプレートを探す。区名入りの境界標が見つかり、バスが来るまでにあと一本道路を見てみようと横道に入ってみると、区章タイプの境界標を発見。こういうことがあるから、あと一本がやめられなくなってしまう。

しかし、初めての場所であと一本を繰り返しているうちに、道に迷って時間を大幅ロスということにもなりかねないので、常に来た道と時間を気にする必要がある。これに結構な神経を使う。

「杉並区」を撮り終え、あとは文京区を残すのみ。文京区は三田線沿線で帰り道に途中下車するような気分なので、ほぼ完了という状況。なんとなく旅行の帰路のような気持ちになって、感傷に浸りつつバスを待つ。

23.代田橋~新宿(15:56-16:25)宿91
「方南八幡通り」や「和田堀橋」などのバス停の名前に歴史を感じる。

と、16:23にまた無線が入り、耳を傾けていると東京ビックサイトの交通規制解除との内容。どうやら東京マラソンは無事に終わったようだ。先ほどの無線は別の場所の規制解除だったのだろう。

偶然が重なってなかなか珍しい放送を聞くことが出来た。

24.新宿~神保町(16:42-16:48)新宿線
バス停から降りたはいいが、新宿線の入り口が分からずに駅に沿ってウロウロ。

結構な時間をかけてようやく駅にたどり着く。新宿線が2分遅れとのアナウンスがあったが、恐れていた突発的な大幅遅延や運転見合わせもなく、最後の目的地へ。

25.神保町~春日(16:52-16:55)三田線
予定では白山で下車しようと思っていたが、地図を見て区役所のある春日に変更。最初の数分は境界標を探しても見つからず、空が暗くなり始め、風も冷たくなってきたので少し焦りもあったが、区画を変えて探してみたら少し汚れた境界標を見つけてほっとひと安心。

これで終わりでもいいのだが、やっぱり別のパターンを求めてあと一本を繰り返す。結局別のパターンは見つからなかったが、汚れの少ないプレートが見つかったので、それをもって17時18分、終了とする。

<最後の三区>

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26.春日~新板橋(17:25-17:36)三田線
新板橋の駅を出ると、空はだいぶ雲がかかって暗くなっていて、街灯無しでは探索も厳しいほどになっていた。地下鉄だったり、地図を見ていたりで、ほとんど視線を上げることもなかったので、空を見上げる余裕も暇もなく境界標探しに集中した二日であったと思い返すid:nmkmn-mgnだった。

<行程表>

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探索を終えて、まず何よりも、ほとんど時間通りに運行している交通システム、きちんと境界標を設置して管理している行政等、地道な作業の積み重ねに敬意を表したい。

そして、こんな遊びを許してくれる切符を販売していることに感謝。

これで気力と体力さえあれば、「都営まるごときっぷ」だけを使って一日で23区に足を踏み入れることが出来ると実証できたのですっきりした。

それにしても、「2016年は川が来る」などと書いておきながら、ここ最近は川関連に触れていないので心苦しいid:nmkmn-mgnであった。

*1:「国土交通省国土政策局「国土数値情報(行政区域(東京)及び鉄道(全国)、バスルート・バス停留所(東京)データ)」をもとにid:nmkmn-mgnがQGISを用いて編集・加工」