なまけものメガネの活動記録

暑さ寒さ早起きが嫌いな独身男の散歩と読書と思いつき記録

鬼ババァの船

朝、目が覚めると昨日とった船の予約のことが頭をよぎる。

まだ布団の中で目を閉じたままではあるが、なんとなく10時を過ぎている気がする。
何時の船で、どこからどこへ行く船だったかよく覚えていない。

ただ、予約したことだけはしっかり覚えていて、パソコンか、携帯のメールを見れば、予約受付の確認メールがあるはずだ、とは思うものの、わざわざ布団から出るのも面倒くさい。

しかし、船の時間を確認できたとしても、10時を過ぎていては、すでに出港済みなのではないか、という気もしてくる。

そもそも一体、どこからどこへ行く船なのか、今から速攻で着替えたとして間に合うのか、様々な疑問が頭に浮かぶ。

ただ一点、はっきり覚えているのは、鬼ババァの船を予約したということだ。鬼ババァがどんな姿かたちをしているのかは分からない。ただただ、頭の中に鬼ババァの船を予約したという記憶があるだけだ。

せめて、メールを確認したうえで、正式にキャンセルの連絡を入れたほうがいいのではないか、あるいは、すでに出港していたら、キャンセル料を支払わなければならないだろう、布団の中で目を閉じたまま行動案を検討する。

昨日は少し頭が重くて、今日はゆっくり休もうと思っていたのに、なんで船なんか予約してしまったのだろうか、キャンセル料はいくらくらいかかるのだろうか、無駄な金を使ってしまった後悔がid:nmkmn-mgnを襲う。

そんなことを考えているうちに、結局、布団から出ることもなく、再び眠りに落ちてしまった。

12時30分頃、結構長く眠ってしまったなぁと思いながら起床するが、体が重い。微熱があって食欲はあまりない。軽く食事をとり、船の予約のことなどすっかり忘れて再び布団に潜り込む。

18時過ぎ、目覚めるとだいぶ体は軽くなっている。近所のスーパーに買い出しに行ける程度には回復したようだ。胃に気を使った軽めの夕食をとりながら、何もしなかった今日一日を振り返り、そういえば朝、何時なのかは不明だが、鬼婆ぁの船の件でかなり真剣に悩んだことを思い出す。

熱のせいで脳がバグったものと思われるが、あの「間違いなく鬼婆ぁの船を予約した感」の現実味はなかなかのものであった。

ひょっとして、三途の川を渡る船の予約だったのだろうか、単に三重から帰ってくるときに使った船の余韻が残っていたものか、いずれにせよ、過去の記憶を引き出して、持ち主さえも惑わす幻を見せる脳の働きの不思議さを思うid:nmkmn-mgnであった。

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