なまけものメガネの活動記録

暑さ寒さ早起きが嫌いな独身男の散歩と読書と思いつき記録

一等から四等(実行編)

基準点成果等閲覧サービスを参考にしながら、効率よく一等から四等までの三角点をまわれるルートを考えていると、思いのほか手間のかかることであることに気付く。

地図に表示される三角点をクリックしてみると、詳細を見ることができる。探索のヒントがないものか確認してみると、「現況地目」という項目があって、その三角点が設置されている土地の情報が載っている。

さっそく訪問候補の三角点について地目を調べてみると、「学校用地」なるものの割合が多い。その三角点を地図上で拡大してみると、確かに小中学校の敷地内に三角点マークが描かれており、撮影のために自由に出入りできるかどうか疑問に思い、改めて別の三角点を探しなおす。

基本的に三角点は公有地に設置されているためか、学校用地がやけに多く、次いで水道用地や宅地などが多い。宅地といっても地図を拡大してみると、その実、役所内を示していることが多く、一番無難な「公園」を探すid:nmkmn-mgnであった。

その他、「境内地」は何とか大丈夫そうではあるが、「雑種地」となると本当に何があるか分からないといった感じで、現地へ行ったはいいものの、三角点が見つからなかったり、あると分かっていても入れない事態もあり得そうで、予備の三角点を探したり、かなりの時間をかけてルート選定に取り組んだ。

ルート選定に時間がかかったものの、一等から四等の4か所だけということもあって、実際に探索する時間は半日もかからないだろうという甘い見込みのもと、ある日の昼過ぎから計画を実行に移した。

まずは、東武練馬駅付近の一等三角点。最近のスマートフォンはGPSまでついているらしく、それを使えばなんてことはないのだが、あいにく持ち合わせていないため、仕方なく基準点成果等閲覧サービスの地図を携帯のカメラで写した、やや頼りない画像を頼りに探し出す。

三等や四等ならまだしも、比較的珍しい一等なのだから、ちょっとした案内看板くらい出しても良いのではないか、などと自分勝手な思いを抱きながら少し歩くと、注意しなければ見過ごしてしまいそうな場所に目指す一等三角点を発見。

<一等三角点>

一等三角点

一等でもこの程度の扱いということであれば、この先、なかなか厳しい戦いになりそうだと気を引き締めて、東武練馬からバスを使って浮間舟渡駅へ移動し、埼京線で南与野へ向かう。

南与野の二等三角点は、「公園」なので安心して現地へ向かう。が、その公園の一角、ちょうど地図表示が三角点の設置を示しているあたり、高さ数メートルほどの急な丘が、本杢古墳*1というそうで、墳丘保存のため簡易なロープの柵で囲われているのだった。

<柵(ロープ)で囲われた墳丘>

f:id:nmkmn-mgn:20160403211355j:plain

一瞬、柵を乗り越え丘の上に登って撮影しようとも考えたが、さすがにそれは思いとどまって丘の上を眺めていると、「三角点を大切にしましょう」標の頭頂部が見え、それをズームでとらえて良しとした。

<二等三角点?>

f:id:nmkmn-mgn:20160403211510j:plain

当てが外れて二等を撮影できず、うなだれて歩いていると、さいたま市の境界標に加え、かつてこの近辺は、さいたま市に合併する前、浦和市と与野市の境界があったらしく、両市の境界標を見つけ、気を取り直したid:nmkmn-mgnだった。

<さいたま市、浦和市、与野市>

f:id:nmkmn-mgn:20160403211623j:plain

次の三等三角点は、浦和駅から徒歩10分ほどの調神社である。この神社は、狛犬の代わりがウサギであることが有名のようだが、まっすぐに三角点のあるらしき場所へ向かう。

ウサギの写真を撮る人々を横目に、参拝するわけでもなく、境内をウロウロすると、神社の事務所のような建物の隅に特徴ある「たいせつにしましょう」標を見つける。

<三等三角点>

三等三角点

無事三等三角点を撮り、参拝を済ませると、最後の目的地、川口駅へ向かう。おそらく最大の難関と思われる、線路沿いで現況地目が空白となっている四等三角点。

地図を頼りにそれらしき場所へ近付いてみると、電気設備のための通り道のような場所に行き当たる。

フェンスの向こうの敷地内にあったら無理かもしれないと思いつつ、フェンス手前まで歩みを進めるが、周辺には何も見当たらない。あぁダメかと思うものの、念の為、しゃがみ込んであたりを見回す。

と、すぐ横に四等三角点が現れた。意外なことにびっくりして、思わず「あっ」と声を上げる。せめて「たいせつにしましょう」標だけでも見えるように手入れして欲しいと考えながら写真を撮る。

<四等三角点>

四等三角点

どこにでもあるにもかかわらず、探す気にならなければ見つからない。そんな境界標と似た三角点探索の行程を概ね3時間ほどで終え、まだまだ至るところに何かかが埋まっていそうな気がする、二等三角点に未練を残すid:nmkmn-mgnであった。

<探索経路図*2

f:id:nmkmn-mgn:20160403212800j:plain

*1:ほんもくこふん

*2:国土交通省国土政策局「国土数値情報(行政区域(東京、埼玉)及び鉄道(全国)」をもとにid:nmkmn-mgnがQGISを用いて編集・加工