なまけものメガネの活動記録

暑さ寒さ早起きが嫌いな独身男の散歩と読書と思いつき記録

KMLと東京マラソンのコース

地理関係のサイトでKMLやGeoJSONという形式のファイルを見かけることがある。

どちらも実際の中身はHTMLと同じで、ある規則に従って記述されたテキストファイルである。

だからKMLやGeoJSONは、ものすごく単純に言えば、緯度と経度の値を一つのセットとして、地形上のある一点や線、範囲を示すことのできるファイルである。

地理院地図で機能→ツール→作図で、地図を頼りにクリックしていけばKMLファイルを作成・保存できるので便利だ。登録やログインなどの操作が必要ないのも利点の一つだろう。

この機能を使って何かできないか考えていると、東京マラソンのコースが2017年から変更になる予定であることを思い出し、それ以前のコースとの比較をしたら面白そうだと考えた。

公式のコースマップでは、細かな曲がり角などが良く分からないため、2016年までのコースは東京マラソン コース全体図、2017年は東京マラソン 2017 コース(案)を参考にさせてもらい、地理院地図で地道に経路を作成した。その結果は以下のようになった。

「東京マラソンのコース2016年(緑色)と2017年(橙色)、共通部分は茶色*1

f:id:nmkmn-mgn:20160915222117j:plain

できるだけコースを再現したつもりですが、間違っている可能性があります。また、線を目立たせるために太くしているので、折り返し部分などで線が一本になってしまっています。あしからず。

東京マラソンというものの、2017年からは新たに墨田区をが加わったが、合計7区しか通らない。この図を見ているうちに、何となく江戸時代の朱引図を思い出した。

朱引図とは、ビバ!江戸によると1818年に当時の幕府が江戸の範囲を示した図である。同サイトに現在の位置をベースとした朱引図が示されており、この図とコース図を見比べると、2016年のコースは江戸時代には海だった場所をゴールとしているが、2017年はすべてが江戸の範囲に収まっていて江戸市中を走り回っているようにも見える。

「東京マラソンのコース(主要駅記載版)2016年(緑色)と2017年(橙色)、共通部分は茶色*2

f:id:nmkmn-mgn:20160915222449j:plain

2017年のコース図は、スタート地点の新宿あたりを除けば、すっぽり墨引図の範囲に収まっているようである。墨引図というのは、町奉行所の範囲を示し、Wikipediaによると「江戸の町人地の司法・行政・治安維持を一手に担う役職」だそうで、偶然の一致なのか、警備の都合なのか。

こうしてみると、東京マラソンというよりは、江戸マラソンのほうがしっくりくる感じがして、一人だけでもそのように呼びたくなるid:nmkmn-mgnだった。

*1:「国土交通省国土政策局「国土数値情報(行政区域(東京)」をもとにid:nmkmn-mgnがQGISを用いて編集・加工」

*2:「国土交通省国土政策局「国土数値情報(行政区域(東京)」をもとにid:nmkmn-mgnがQGISを用いて編集・加工」