なまけものメガネの活動記録

暑さ寒さ早起きが嫌いな独身男の散歩と読書と思いつき記録

QGISで正距方位図法

地図は球体を平面で表現しているものなので、どんな方法を使っても距離や面積、角度など、いずれかの要素が正確には表現できない。

普段慣れ親しんでいるメルカトル図法では、極地方に行くほど面積が大きく表示されてしまう。

QGISを使っているうちに、小学生の頃に習った様々な図法のことを思い出し、正確な距離と方位を表示できる正距方位図法で東京を中心とする地図を表示させたいと考えた。

少し検索してみたが、探し方が悪いのか、しっくりくるサイトが見つからなかったので、仕方なくWikipediaに載っていた英語(正距方位図法:Azimuthal Equidistant Projections)で検索した。

すると、似たような疑問を抱えた人とその回答が見つかり、辞書を引きながら解読してみると、とりあえず正距方位図法で表示することができたようだ。

<多分、北緯36度、東経140度を中心に正距方位図法で表示された地図*1

f:id:nmkmn-mgn:20161012211755j:plain

参考:Geographic Information Systems

やり方は、QGISメニューの設定→カスタムCRS→CRS入力画面で名前とパラメーターを入力して登録ボタンを押して独自CRSとして登録する。

この時入力するパラメーターは、PROJ.4という形式で表され、「+proj=aeqd」の部分が正距方位図法を表し、「+lat_0」と「+lon_0」には中心となる緯度と経度を指定すると良いようだ。

QGISにも元から「+proj=aeqd」で始まるCRSはあるが、中心点が東京になっていない。

f:id:nmkmn-mgn:20161012212205j:plain

次に、画面右下にあるプロジェクトの空間参照系をクリックしてプロジェクトのプロパティ画面のCRSタブを開き、「オンザフライCRS変換を有効にする」にチェックを入れ、先ほど作成した独自CRSを選択して「OK」で、選んだCRSに合わせた表示をしてくれる。

f:id:nmkmn-mgn:20161012212424j:plain

一応やや形が変わっているのでちゃんと表示されているらしいが、いまひとつ違いがはっきりしないので、画像出力して元のCRS表示と重ね合わせた。

<EPSG:4612(緑色)との比較*2

f:id:nmkmn-mgn:20161012212551j:plain

画像の大きさを変更して無理矢理合わせているので、図の正確性はありません。

日本だけだとちゃんとできているのかどうか釈然としないので、世界地図を表示してみると以下のようになり、どうやらこれでいいらしいことが分かった。

<北緯36度、東経140度中心の正距方位図法*3

f:id:nmkmn-mgn:20161012214301j:plain

未だに空間参照系と座標系や測地系、回転楕円体に加えて投影座標などの話になると理解できているとは言い難い。

この程度の素人でも試行錯誤で調べれば色々とできるほどの技術の進歩やネットでの情報公開、ソフトやデータをフリーで公開してくれる人々への感謝を改めて感じるid:nmkmn-mgnだった。

*1:「国土交通省国土政策局「国土数値情報(行政区域(全国)」をもとにid:nmkmn-mgnがQGISを用いて編集・加工」

*2:「国土交通省国土政策局「国土数値情報(行政区域(全国)」をもとにid:nmkmn-mgnがQGISを用いて編集・加工」

*3:データはNatural Earthよりダウンロードしたものを使用