なまけものメガネの活動記録

暑さ寒さ早起きが嫌いな独身男の散歩と読書と思いつき記録

日本水準原点

富士山の高さは3776メートルとは知っていても、それがどこを基準にした高さなのかを聞かれると答えに詰まってしまう。

日本の場合は、東京湾の平均海面が高さの基準(0メートル)になっている。しかしそれだけでは高さを知りたい時に、わざわざ東京湾の平均海面を調べなくてはならない。

そこで仮想的な高さではなく、実際目で見て確認できる高さの原点が必要であり、国会議事堂前の庭園の一角に設置されている日本水準原点がそれである。

参考:国土地理院 高さの基準

ブログを始めてから境界標や基準点など、普段歩き慣れている場所でもよく見て歩くと様々なものが設置されていることを知った。

それらのことを調べているうちに行き当たったのが、日本の高さの基準になっている水準原点である。

この他にも、経度や緯度の基準になっている日本経緯度原点が港区にあるので、そのうち行こうと思っている。

基準点や水準点は日本全国至るところに設置されており、基準点成果等閲覧サービスを見ればどこに何が設置されているかを確認することが出来る。国道沿いには約2キロメートルごとに10センチ程度の水準点を表す円形金属プレートが埋め込まれている。

2級水準点

基準点成果等閲覧サービスで日本水準原点が設置されている霞が関公園を見てみると、水準原点の他に甲乙丙丁戊あわせて5個の水準点が設置されていることがわかる。

GPSがついているスマートフォンがあれば、現地で確認しながら位置を探し出せるのだが、ガラケーしか持っていないので手書きのメモを準備して公園へ向かった。

まずは、ご本尊的な水準原点が収められている石造りの倉庫を撮影する。隣に設置されていた説明書きを読むと、水準原点の標高は、2011年の地震により24ミリ沈下して、24.3900メートルに改正されたそうである。

f:id:nmkmn-mgn:20161111225237j:plain

実際の水準原点は、毎年一度5月頃に公開されるだけで、残念ながら直接見ることはできない。

原点が設置されている周辺を探すと、地面に「一等水準点」と書かれた甲乙丙のふたが見つかった。こちらも中を見ることはできない。少し離れた所にある「戊」も同様である。

f:id:nmkmn-mgn:20161111225328j:plain

しかし、メモを頼りに見つけた「丁」の水準点は直接見ることが出来て、以前探したことのある三角点と同じような形で設置されていた。

f:id:nmkmn-mgn:20161111225449j:plain

その他に何か見つからないか園内をくまなく歩いてみると、「水準基標」という記念碑のような石板を2つ見つけた。

f:id:nmkmn-mgn:20161111225516j:plain

さらには基準点成果等閲覧サービスでも表示されない四等三角点のふたも見つけ、思いがけない収穫を得て気分よく公園を後にたid:nmkmn-mgnだった。

f:id:nmkmn-mgn:20161111225951j:plain

基準点成果等閲覧サービスで近所の基準点を探し、それを目的に散歩するのも良い暇つぶしになる。東京オリンピックの基準点など面白いものが見つかるかもしれない。