なまけものメガネの活動記録

暑さ寒さ早起きが嫌いな独身男の散歩と読書と思いつき記録

たばこと塩の博物館 特別展「和モダンの世界 近代の輸出工芸」に行く

美術一般にはあまり興味は無いが、実用品にきれいな曲線などの装飾がついた工芸品には惹かれることがある。

きれいな工芸品を見て、それに合う他の調度品や実際に使う生活を想像したり、元々それを日常で使っていた人々の優雅な生活のことを考えたりして楽しんでいる。

ある休みの前日の夜。翌日は晴れ予報だったのでどこかへ出かけようと考え、都営地下鉄「秋」のワンデーパス期間中なので、都営線の沿線で候補を調べ始めた。

artscape 展覧会スケジュールで面白そうな展覧会を探してみたら、いくつか興味を惹かれた展示会の中にたばこと塩の博物館 和モダンの世界 近代の輸出工芸~金子皓彦コレクションを中心に~を見つけた。

リンクをたどって特別展の詳細案内を見たら、これは見に行かなければ後悔するやつだ、と直感してあっさりと翌日の予定が決まった。

去年、根付と提げ物の企画展の時にも行ったことがあるので、特に迷うことなく都営浅草線の本所吾妻橋駅から歩いて10分ほどの「たばこと塩の博物館」を目指す。

途中、かなり間近に東京スカイツリーが見える。イメージでは、途中の太くなっている展望台のあたりは青色のような気がしていたが、すぐそばで見るとほとんど銀色のような感じである。

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業平橋を渡って小川の流れに沿って作られた大横川親水公園を歩いて行くと、博物館の裏口のような入口がある。正しい?入口はもう一本奥の道路に面した側のようだが(公式サイトのマップにも道路から行く道順が示されている)、当然、公園側からも入館することができる。

正面入口と公園側入口
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特別展の入館料は300円である。安い。ありがたい。しかし、購入日から1年間有効な年間フリーパスが破格の500円なのでこちらを購入。

早速エスカレーターで2階に上がり、チケットを提示して特別展示室へ。入ってすぐのところに展示されている寄木細工のライティングビューローに圧倒される。ショーケースに入っておらず、ちょっと手を伸ばせばさわれそうなくらい近くで見ることができる(当然さわるのは禁止。撮影もダメ)。

正面、横、斜め、後ろから見た後に細部の作りをじっくりと見ていく。とにかく凄いとしかいいようがなく、どれほどの労力と時間をかけて作られたのか想像もつかない。これだけでも入館料を払う価値があると思える。

芝山細工の飾棚も同じように展示されていて、思わず手が伸びてしまわないように腕組みしながら周囲をぐるりと見て回る。

それ以外のガラスケース内に展示されている作品も素晴らしく、見ているとドキドキしてくる。

特別展の他、塩とたばこの歴史をたどることができる充実した常設展も見逃せない。実物の岩塩や塩の製造工程、昔のたばこ広告やたばこの製造工程など興味は尽きない。

岩塩(常設展はフラッシュ使わなければ撮影可)
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江戸時代と懐かしい感じのするたばこ屋
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常設展を見た後、思わずもう一度特別展に入って再度凄さを味わう。結局、普段は図録を求めたりしないのだが、どうしても記録した物が欲しくなり、図録的な扱いの金子皓彦著『西洋を魅了した「和モダン」の世界』(三樹書房)を購入する。

しかし、やはり写真では生の迫力には及ばない。また、自分の好きな角度から見ることもできない。写真撮影は禁止なのでとにかく現地で一生懸命見て心に刻みつけるしかない。そう考えて、年間フリーパスを購入して良かったと思うとともに、来年1月8日までの開催期間中までに何回行けるか考えるid:nmkmn-mgnだった。