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国立科学博物館『日本を変えた千の技術博』へ行く

国立科学博物館は金曜日と土曜日に20時まで開館していることを知り、夕方から特別展を見に行った。目的は、日本最初のブルドーザーである。

17時過ぎに上野駅の公園改札を出ると、既にあたりはだいぶ暗くなっていて、多くの人々が上野駅方面に向かって歩いている中、人の流れに逆らうように国立科学博物館を目指す。

専用チケット売り場で入場券を購入して、細い通路とエスカレーターで地下階の会場へ進むが、前後に誰一人おらず、あまりに人がいないのもさみしい気がすると思いつつ、少々不安な気持ちで入場する。

入場してみると意外と盛況な感じで、電車で例えるなら座席に座れるか座れないかギリギリくらいのところで、ちょうど良い混み具合という印象を受けた。

展示は繊維産業から始まって電気の普及、重工業の発達と生活への影響など歴史に沿って実物と解説動画で分かりやすく展示されていた。

目的はブルドーザーではあるが、フラッシュをたかなければ写真撮影OKということもあり、面白いと感じるものを見つけるたびに写真を撮りつつゆっくり進む。

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そして中盤あたり、ついにブルドーザーが展示されているコーナーにたどり着く。解説を読んで知った由来がまた興味を引く。

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曰く、戦時中に軍部から飛行場建設用に期限1か月で依頼され、トラクターにブレードを装着して改造したもので、戦後は米軍に接収されて海中投棄されたものの、『航行の邪魔』ということで引き揚げられ、それがまだ動くことが分かったため、オーストラリアの農場で使用されていたことを関係者が知って、日本に戻ってきたそうだ。

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なんとなくイメージするブルドーザーと形が異なるのは、もともとトラクターだったからということ、ブルドーザーの和名が均土機ということを知って、さらに興味が増して様々な角度から写真を撮る。

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その後の展示も『努力と根性でつくった』と紹介エピソードに書かれるほど膨大な配線の塊のような国産初の大型コンピューターなど見ごたえのある展示が続く。

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最後にお決まりの物販コーナーを見て回っていると、以前骨董市で購入したフォード型鉛筆削りが売られているのを見つけ、いつから売られているものなのか思いを巡らせて楽しむ。

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特別展の入場券で常設展も見られるが、閉館時間も迫っていたので、今回の特別展に関連するような地球館の2階と日本館の1階だけを駆け足で見学した。

それぞれ、貴重な時計が数多く展示されていて、重さや長さと並んで時間を正確にはかることが人類の進歩に重要な意味を持つのだと感じた。また、展示物だけでなく、日本館の天井や階段の装飾も目を楽しませてくれる。

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広い館内を楽しんでいるうち、あっという間に閉館時間近くになってしまった。すべてを見学しようと思ったら休憩を入れながらだと一日かかりそうだ。

『日本を変えた千の技術博』は2019年3月3日まで開催しているので、もう一度行って、次は今回見られなかった常設展も入ろうと思うid:nmkmn-mgnだった。