板橋駅の工事が進んでいる。改札が一つにまとまったことで、駅の東西方向への移動がかなり楽になった。
駅のホームに立つと、留置線が2車線出来たことに気付く。
ある日、板橋駅を利用したとき、留置線の両方に埼京線の車両が停まっていた。それを見て、ホームに上りと下りの両方が停車する時間を狙えば、埼京線が4車線並ぶ写真が撮れるのではないかと考えた。
地図を見て写真が撮れそうな位置を確認したところ、板橋駅の南側にある2か所の踏切が候補に挙がった。ちなみに、板橋駅の北側だと建物に留置線が隠れてしまって撮影できない。
また、id:nmkmn-mgnが行けそうな時間帯の板橋駅の時刻表を確認したら、土曜休日では、16時11分に上りと下りが停車することが分かった(16時台は他に16時52分がある)。
さっそく現地に行って確認してみると、残念なことに、2か所とも踏切の手前からでは留置線と板橋駅ホームの様子をまとめて収めることができなかった。
大宮方面の電車が通り過ぎて踏切が上がり、その瞬間に板橋駅のホームに池袋方面の電車が停車していれば、わずかな時間は踏切が下がらず踏切内で撮影ができる可能性も考えたが、しばらく観察した結果、その可能性は限りなく低く、仮にチャンスがあっても危ないので撮影どころではないと判断した。
初日の挑戦はあっさりと終わったが、もしかしたら東武東上線の北池袋駅からなら撮影できそうな感じがしたので、再度時間を調整して入場券を購入の上、北池袋駅ホームの北側に立った。
ちょうど板橋駅にかぶるような感じで電柱があり、何とか4車線が収まりそうな位置を探してホームを行ったり来たりしているうちに16時11分が近付く。すると大宮方面行の埼京線が目の前を通り過ぎる。
しかし、東武東上線も池袋行きが16時11分に北池袋駅に停車。どうすることもできず、東上線が北池袋駅を発車するのを待つ。
徐々に開ける視界の先の板橋駅を見ると、まだ大宮方面行がホームに停車している。目を凝らすと新宿方面行がホーム目指してやってくる。と同時に大宮方面行が発車する。
ほんの一瞬のような出来事だったが、なんとか4車線に並ぶ埼京線を撮ることができた。それが何なのかと聞かれれば返す言葉も見つからないが、とにかくひと仕事やってのけた気分に浸るid:nmkmn-mgnだった。