銚子電鉄のデキに続いて、上信電鉄のデキを見に行った。
東京方面から上信電鉄起点の高崎駅への列車は、3つ選の択肢がある。すべての列車が通る大宮駅からの時間と料金を手元の時刻表(2019年9月版)で調べると以下のようになっている。
列車種別 | 時間 | 料金 |
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上越・北陸新幹線 | 23~30分 | 1320+1840(自由席) |
特急草津 | 52~54分 | 1320+1450 |
高崎線普通列車 | 約90分 | 1320 |
早さを求めるなら新幹線、安さなら普通列車、間をとると特急、という当然と言えば当然の結果である。
新幹線では早すぎて旅行感がないので、平日午前10時の上野発草津行きの特急列車でゆっくり座っていこうと思ったが、指定席券売機で調べてみると、座席がほとんど埋まっていた。
平日なら余裕ですいているかと思ったが、想像以上に需要があるらしい。どうせ混んでいるなら早く到着する新幹線で行くことにして、大宮から新幹線に乗り込む。
自由席でもひょっとしたら座れるかと思ったが、ほぼ満席状態で大宮駅ホームに入ってきたので、早々に諦めてデッキに陣取って高崎まで窓の外を見て過ごす。
さて、上信電鉄のデキであるが、まずは現役を退いた車両が展示されている「もみじ平総合公園」を目指す。最寄り駅は高崎駅から40分ほどの上州七日市駅である。
駅からは30分ほど歩く。途中から結構きつい坂になるので天気が良く、比較的涼しい気候でなければ相当きつい。運よく晴天に恵まれたが、日射しが強かったので、上着を脱いで歩いたが結構な汗をかいた。
坂を上り切ると左手に富岡市立美術博物館の看板が見える。その入口から少し奥に入った場所に柵で囲われたデキがある。
戻りの時間を考えつつ、柵のすき間から気に入った角度で何枚も写真を撮る。何かのイベントなどで柵が開放される日があれば、その時に来てみたい。
20分ほど写真を撮ったり眺めたりしたのち、名残惜しい気持ちで公園を後にして、上信電鉄で高崎へ戻る。高崎駅には現役のデキが2両存在するはずである。
10月20日には高崎駅で上信電鉄の感謝デーが開催され、その時にデキも展示されていたのでぜひ行きたかったが、仕事の都合で行くことができなかった。
高崎駅で留置されているはずのデキを探したところ、廃車両を利用した待合所の隣に見つけた。1両はうまく写真が撮れなかったが、もう1両を待合車両の窓越しに撮影することができた。
帰りは高崎駅の売店で釜めしを購入し、普通列車のグリーン席を利用した。グリーン券は1000円(51キロ以上の場合)とやや高い気もするが、夕方の上りならガラガラの車内でゆっくり食事をとれるし周りを気にせず眠れたり、電車に乗ることを楽しむなら普通列車のグリーン車という選択は大いにアリだなと思うid:nmkmn-mgnだった。